最終更新日:2026年11月1日

答え:必要性が認められ、利用条件を満たす場合は、訪問看護と薬剤師による在宅の薬の支援を組み合わせて相談できます。 訪問看護師は体調や暮らしの中での服薬状況を確認し、薬剤師は薬の内容・飲み方・残薬などを薬学的に確認します。利用できる制度や訪問内容は、主治医の指示、ご本人の状態、保険の種類などで変わります。まず主治医、担当ケアマネジャー、利用中の薬局、訪問看護ステーションに「何が困っているか」を共有してください。
訪問看護と薬剤師の訪問は何が違う?
訪問看護は、主治医の指示に基づき看護師などが自宅へ伺い、病状の観察や療養上の世話などを行います。薬剤師の在宅訪問では、薬の使用状況や残薬を確認し、医師などと情報を共有します。両者は役割が異なるため、薬が増えて管理しづらいときはどちらか一方に決めつけず、主治医を中心に必要な支援を確認します。
| 相談相手 | 主に確認すること | 最初に伝えるとよいこと |
|---|---|---|
| 訪問看護師 | 日々の体調、実際に薬を使えているか、生活上の困りごと | 飲み忘れ、薬を飲んだ後の変化、家族の負担 |
| 薬剤師 | 薬の内容、飲み方、残薬、薬の管理方法 | お薬手帳、複数の医療機関からの処方、手元の薬 |
| 主治医 | 治療方針と処方、訪問による支援の必要性 | 体調の変化、服薬の困難、相談したい目標 |
この表は相談の入口を示すものです。実際の分担は個別に決めます。薬を減らす・止める・飲む時刻を変える判断を、ご本人や家族だけで行わないでください。

「薬が多くて管理が難しい」とき、何を準備する?
厚生労働省の在宅薬剤管理に関する資料では、薬剤師が残薬や服薬状況、生活状況を確認し、医師や看護職などと情報を共有する流れが示されています。初回の相談では、次のものがあると状況を説明しやすくなります。
- お薬手帳と現在使っている薬(市販薬を含む)
- 複数の医療機関・薬局を利用している場合は、その一覧
- 飲み忘れや飲みにくさが起きる時間帯のメモ
- 薬を飲んだ後に気になる体調の変化
- 本人ができることと、家族が手伝えること
うまく整理できていなくても相談できます。薬の袋やお薬手帳を持って、困っている場面をそのまま伝えてください。飲み忘れへの日常的な工夫は、薬の飲み忘れを訪問看護に相談する記事も参考にできます。
ご家族から伝えたい三つの質問
- 「今、誰が薬全体を確認していますか?」
- 「自宅では、どの時間帯に飲みにくくなっていますか?」
- 「訪問看護師・薬剤師・主治医は、どの方法で変化を共有しますか?」
薬が多いという印象だけで不要な薬を決めることはできません。体調や処方の目的を主治医・薬剤師に確認することが大切です。

名古屋市ではどこに相談できる?
名古屋市の介護・障害情報提供システムは、自宅で受ける居宅療養管理指導について、通院が困難な方に医師・歯科医師・薬剤師などが訪問して療養上の管理や指導を行うサービスと説明しています。薬剤師等による指導は医師または歯科医師の指示に基づきます。介護保険と医療保険のどちらで訪問できるか、費用や回数は個別の条件を確認してください。
現在訪問看護を利用している方は、まず訪問看護師・主治医・担当ケアマネジャーに「薬のことで困っている」と伝えると、必要な連携先を整理できます。訪問看護をまだ利用していない方も、メディカルRUGUのサービス案内やお問い合わせから相談できます。
よくある質問
Q. 訪問看護を利用中なら、薬剤師も自動的に来てくれますか?
いいえ。薬剤師による訪問には、医師などの指示や制度上の条件の確認が必要です。まず主治医や薬局、ケアマネジャーへ希望と困りごとを伝えてください。
Q. 薬を飲めなかった日があるとき、家族が次の分を増やしてよいですか?
自己判断で量や飲み方を変えないでください。薬の種類によって対応は異なります。処方した医師や薬剤師に、飲めなかった薬の名前と時刻を伝えて確認してください。
Q. 複数の病院から薬をもらっていても相談できますか?
はい。お薬手帳や薬の袋など、手元にある情報をまとめて主治医・薬剤師に見せてください。すべてそろっていなくても、利用している医療機関・薬局を分かる範囲で伝えることから始められます。
看ドラ|訪問看護を、もっと身近に
薬の管理も、訪問看護師が日々の暮らしの中でご本人と向き合う場面の一つです。メディカルRUGU・おうちの里のショートドラマ「看ドラ」では、看護や介護に関わる人の思いを発信しています。看ドラの公式Instagramをご覧ください。
2026年11月1日時点でInstagramの最新投稿を取得できなかったため、個別のサムネイル・投稿文・動画埋め込みは掲載していません。投稿文は推測していません。
薬のことで困ったら、まずご相談ください
「薬が増えて管理できない」「訪問看護と薬剤師の役割が分からない」など、状況が整理できていなくても構いません。ご本人やご家族の困りごとを伺い、主治医などと確認すべきことを一緒に考えます。
メディカルRUGUに相談する / 訪問看護サービスを見る / お役立ちコラム一覧
参考にした公的情報
- 名古屋市 介護・障害情報提供システム「居宅療養管理指導」 — サービスの対象と指示の条件
- 厚生労働省「多職種連携推進のための在宅患者訪問薬剤管理指導ガイド」関連資料 — 残薬・服薬状況の確認と看護職との情報共有
- 厚生労働省「在宅移行時における薬剤師業務の例」 — 在宅訪問での確認事項
- 厚生労働省 介護サービス情報公表システム「訪問看護」 — 訪問看護の基本的な役割
ご注意:この記事は一般情報であり、個別の診断・処方変更・服薬方法の判断に代わるものではありません。薬については主治医・薬剤師に確認してください。掲載写真はAI生成のイメージで、実在の利用者・職員ではありません。

